帝王切開から4年、あのときのこと、時間が経って思うこと

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帝王切開から4年、あのときのこと、時間が経って思うこと
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かりんと
かりんと

もうすぐ長男が4歳を迎えます

子どもの成長って早いですよね。

第一子である長男も、もうすぐ4歳を迎えます。

そうなると私が初めて帝王切開の手術を受けて4年が経過したことに。

次男の出産も帝王切開だったため、最新からは1年半になるのですがこの4年でかなり考え方が変わったな…

そう思うので当時の私を振り返りつつ、帝王切開後4年目の私の気持ちを綴ろうと思います。

予定帝王切開に限らず出産を控えるすべての妊婦さんや、当時の私のように、赤ちゃんが生まれて幸せだけど帝王切開の出産に少し悲しい気持ちを感じている方に届けばうれしいな。

\ 帝王切開についてのまとめはこちら /

 

緊急帝王切開となった私の出産

帝王切開後のお母さんと赤ちゃん

ではまずは長男の出産のところから振り返ろうかな…

順調すぎる妊娠生活、帝王切開なんて頭になかった私

長男出産の帝王切開は緊急帝王切開

それはつわりも軽く、大きなトラブルなく妊娠生活を過ごしていた私からは想像もつかない出来事でした。

周りにも帝王切開で出産した人がおらず、双子や逆子だけでなく何かトラブルで緊急帝王切開になるという知識はあったものの

かりんと
かりんと

まさか私がならんでしょ

と思い普通分娩についての体験談を読んだり、経過を調べたりしてイメトレはバッチリ。

帝王切開については調べることはもちろん、もしもを考えることさえもしていませんでした。

今思えばこの思い込みが、未来の私を苦しませる原因に一つになったんでしょうね。

もっと想像力を豊かに、視野を広げて出産のことを考えていれば良かった。

 

予定日を過ぎても生まれてこない長男

予定日を1週間、10日と過ぎても生まれてこない長男。

産院では誘発分娩をずっと促されていましたが、できるだけ自然な力で出産したいと思い頑張って歩いたり掃除をしたり。

しかし前駆陣痛すら来ずにタイムリミット。

赤ちゃんが胎内に長くいすぎることもリスク。

誘発分娩をするとのことで産院に入院することになりました。

 

内服にて誘発開始、こんなすぐに出産に?

誘発分娩は1日目に誘発剤の内服、2日目から点滴での誘発剤投与の計画でした。

内服は強い薬ではないため、すぐには陣痛はこないであろうと説明を看護師さんに受けます。

出産は早くても夕方以降で、ほとんどの人は点滴までするとのお話。

そんなもんか~と思いながら1時間に1錠ずつ看護師さんがお薬を持ってきてくれて、内服していきます。

誘発開始から2時間経過、3錠目のお薬を飲んだ後のことです。

かりんと
かりんと

ん~ちょっとお腹張る気がする?

くらいの感覚でいたのですが、念のためつけていた胎児心拍の数値がおかしい!

一瞬だけど60とか70とか出てる!
(正常胎児心拍は110~160回/分です)

かりんと
かりんと

これヤバくない…?

とか思っていると一瞬のうちにスタッフがたくさん集まってきて、救急現場のドラマみたいな展開に。

赤ちゃんの心拍が下がっていて、持ちこたえられないかもしれないから帝王切開をすると!

返事をするしか選択肢もなく、説明を受け10分もしない間に手術の準備が整っていました。

まさかこんなすぐに、しかも帝王切開で出産するなんて考えもしていなかったので頭は真っ白。

とにかく赤ちゃんの命だけは助けてください!って思うしかできませんでした。

 

こんなに早く出てくるの?と驚いたわが子との初対面

手術開始からは緊急だったためか、わが子が出てくるまではむちゃくちゃ早かったです。

頭が真っ白な中、早かったってことだけはすごく鮮明。

背中の腰椎麻酔をして、お腹を切りますと言われ(何となく感覚はある)、なんだかお腹の中をぐりぐりされて(気持ち悪かった)、もうすぐ生まれますよって言われながら多分子宮を切られて?(この感覚はない)お腹をぐいっと押されて、わが子が誕生。(アバウトすぎる)

手術が始まって体感的には15分もかかっていなかったんじゃないかというくらいのスピードでわが子が誕生しました。

産声は溺れたようなうがいをしているような、なんだか変な声だったのを覚えています。

吸引などの処置をしてすぐに抱っこをしたのですが、

かりんと
かりんと

こんなのが入っていたんだ…

と不思議な感覚、それ以上を考えることはできず。

衝撃的なことが起こりすぎて、ホッとはしましたが感動する余裕はなかったです。

 

生んでからが長い帝王切開の術後

帝王切開の手術は赤ちゃんを取り出してからも続きます。

胎盤を出したり、お腹を縫ったり…処置が終わった後も状態が落ち着くまでは分娩台から降りることはできません。

その後も経過観察のため30分ほど、手術室に寝かされて病室に帰ります。

いつまでここおるんや~って思ったけど

かりんと
かりんと

長いのはここから…

下半身麻酔をしているので、翌朝までは動けない!

安静の必要があるので。もちろん新生児室にいる赤ちゃんとも出会えません。
(私の入院した産院の場合)

しかも、麻酔が切れると傷が痛い!

そして術後の点滴として子宮を収縮させる薬が投与されているので後陣痛が痛すぎる!!

今日1日の出来事に興奮していたのと、痛み止めは定期的に使えるものの痛すぎて一睡もすることができませんでした。

かりんと
かりんと

こんなに長いと感じた夜は初めて…

翌朝からは看護師さんと一緒に歩くのですが、最初に歩き出したときは激痛すぎてびっくりでした。

腹筋を使うと地獄…どう腹筋を使わないでいいのかをこんなにも考えたことは人生ではじめてでした。

はじめてトイレに行ったときは、痛すぎて失神するかと思った…。

痛すぎて動きたくなくて、トイレに行くのも我慢していて一気にでたので(小のほう)

腹圧がかかり激痛でした。

産後3日くらいは、よぼよぼのおばあさんかってくらい腰を曲げての歩行。

5日くらいからはかなりよくなりましたが、それでも産後1か月は傷をかばいながら生活していました。

かりんと
かりんと

痛かったのは覚えてるけど、どんな風に痛かったとかは忘れちゃうのが不思議
(出産のときはみんな言うよね)

 

イメージと違った出産を受け入れられない自分

産後、痛みに悶えながらも睡眠もとることができないとなるとやっぱりメンタルも不調になります。

産直後はマタニティーブルーズといって産後のホルモンの関係で気持ちの浮き沈みの激しい時期。

その期間が終わっても夜間の授乳やお世話に必要で本当に眠れない!

それに相まって、イメージと違った出産で私のメンタルはズタボロでした…

 

生んだはずなのに、赤ちゃんに会えない…

緊急の帝王切開だったので、産後は私の安静のためにも翌朝まで赤ちゃんには会えません。

かりんと
かりんと

普通に出産したら、すぐに会えるはずなのに。

それに加わり、急激な心拍の低下があった長男は産後呼吸不全と診断され2日ほど保育器に。

保育器から出ることができないため、2日間は息子に触れることもできませんでした。

もちろん、直接授乳することもできず。

初乳が赤ちゃんにとって良いっていうけど、あげなくていいのかすごく不安になってネットで検索しまくったのを覚えています。

このまま母乳がでなくなったらどうしようとか、生まれたての顔を見ることができないことがすごく悲しくて。

赤ちゃんのお世話もないと時間もあるし、痛くて寝てるしかないこともあってネットで調べる調べる。

帝王切開で生まれた赤ちゃんは弱いとかマイナスイメージのものがたくさんでてきて、気持ちが沈んでいきました。

今考えると、これから子どもが生きていく上でそんなにこだわる必要もないこと。

そこまでなんで悩んでいたのだろうと思いますが、そのときは本当に辛かった。

産後3日目からは息子と触れ合うことができたので、その感情は息子のかわいさで吹っ飛び~!

と完全にはできませんでしたが、退院するころにはこのマイナスな感情はほぼなくなっていました。

かりんと
かりんと

普段の生活に加え

授乳や息子の体重の増減など

他にも悩むことができたからかも!

ボディーイメージの変容

イメージと違った出産は産後時間が経ってからも私を苦しめました。

それは帝王切開の傷。

特に私のお腹の傷は綺麗に一本線とはならず、すごくひどいケロイドになりました。

ママになったと言え、やはり一人の女。

お腹に大きな傷ができたことは、私にとって心の大きな傷になりました。

始めて傷を見たときはショックすぎて、悲しい感情さえでてこなかったくらい。

最初は受け入れることができず、傷のテープが外れた後はお風呂に入るたびに泣いていました。

その後、次男の妊娠出産(2度目の帝王切開)を経験し、時間が経った今。

この傷は私の勲章!子どもたちの命を守った大切な証です。

大浴場に行けば見られることもあるけれど、そんなの関係ない!と思えるくらい強くなりました。

(といいながらも、やっぱり傷はない方がよかったな…)

 

帝王切開から4年後、思うこと

今まででも少しずつお話したいのですが、私が帝王切開を経験して4年経って思うことは

  • 妊娠中から帝王切開を想像しておけばよかった
  • 帝王切開は痛い
  • 帝王切開でも普通分娩でも子どもには関係ない
  • 傷は嫌だけど少しずつ受容していくもの

ということ。

当時の妊娠中であったり、産後の私に教えてあげたいです。

「妊娠出産は最後までいつ何が起こるか、分からないよ」

「痛いけど、5日もすれば楽になる!」

「息子は元気に育ってるよ、ちゃんと授乳できて卒乳は大変だったよ」

「傷のショックはだんだん癒えてくる。時間はかかったけど温泉いけるようになったよ」

ってそばに行ってささやいてあげたいです。

この記事を読んでくれているあなたは、私のように帝王切開を経験された方かな?

それとも妊娠中の方?

それとも周りに帝王切開をされた人がいた方なのかな?

どの方にせよ、この私の気持ちを共感していただけたり、参考にしていただけたら嬉しいです。

この記事があなたの視野を広げるきっかけとなりますように。

 

 

この記事をタカシのまるごと看護に掲載していただきました!

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