先日、稽留流産の自然排出を経験した私。
とても悲しい出来事でしたが、この経験を悲しいだけで終わらせなくない。
そう思い、自然排出に挑む方に向けて記事を書いています。
今回は自然排出の経験者で看護師でもある私が、自然排出後に内服するお薬について解説します。
稽留流産自然排出後に処方されたお薬
稽留流産の自然排出後に、処方されるお薬は身体の状態やお医者さんの方針によって異なります。
ですが、子宮を収縮させる薬、抗生物質を処方される人が多いようです。
調べてみた結果、私が処方されたお薬を自然排出を経験した人が飲んでいることが多いようなので私が実際に内服していたお薬を解説します。
自然排出後に実際に私が処方されたお薬
私が実際に処方されたお薬はこちらの2つです。
- メチルエルゴメトリンマレイン酸塩
- セフゾンカプセル
両方とも、1日3回毎食後。1週間分の処方でした。
少し詳しく解説しますね。
メチルエルゴメトリンマレイン酸塩
QLIFeProより引用
子宮を収縮させ、出血を抑えるお薬です。
出産後の子宮の収縮の手助けにも内服することの多いお薬。
私も第一子の出産後に、このお薬を内服しました。
子宮の収縮を促すお薬のため、妊婦さんは内服禁止です。
薬に「妊婦内服禁止」って書いてあって少し切なくなった…
子宮の収縮により、下腹部痛や腰痛を感じる方もいるようです。
ですので少しの痛みは心配ありませんが、ひどく痛むようなら医師に相談をしましょう。
また、内服中にグレープフルーツジュースを飲むとお薬を影響を及ぼす可能性があるので、気を付けましょう。
セフゾンカプセル
QLIFeProより引用
抗生物質です。
流産で大量出血した子宮は細菌の温床。感染が起こりやすい状態です。
よって感染を防ぐために内服します。
まれに抗生剤のアレルギーが出現することがありますが、副作用はほぼないお薬です。
自然排出後に処方される薬内服中に気を付けること
ここからは、自然排出後のお薬を飲むときに気を付けて欲しいことをお伝えします。
内服忘れに気を付けて!
まずは、のみ忘れをしないように気を付けましょう。
自然排出が終わると、何かに熱中して打ち込みたくなる気持ちが良く分かります。
前向きに何かに取り組むことはいいことですが、そうなると忘れがちなのがお薬。
気持ちも大切ですが、お身体が資本!
忘れないように目のつく場所に置いておくなど、工夫することをおすすめします。
特にお昼は忘れやすい!要注意!
自然排出後の薬内服中にお酒を飲んでもいいの?
お薬とお酒が同時に体内に入ると、それぞれの代謝を妨げ身体に悪さをする可能性があります。
特に抗生物質とお酒は、すごく相性が悪いと言われているよ!
出来る限り、飲酒は避けることが正解です。
身体への悪い影響の例はこちら。
- 顔面紅潮
- 血圧の下降
- 動悸・息切れ
- お薬の効果低下
また酔いの作用も強くなるので、普段大丈夫な量での飲酒が致死的になることも考えられます。
妊娠期間中に、お酒を我慢していた人も多いと思いますがもう少しの辛抱しましょう。
稽留流産自然排出後のお薬はいつまで飲むの?
私の場合は、排出後7日間内服しました。
7日後に診察をしてもらい、内服終了。
1週間前後の内服が多いようですが、これも治療方針や身体や子宮の状態によって個人差はあるかと思います。
稽留流産自然排出後、内服する薬を看護師が徹底解説 まとめ
稽留流産の自然排出後のお薬について、簡単に説明をしました。
続けて飲むことを面倒に感じたり、軽い痛みを感じたりすることもあるかもしれませんが、大切な身体のためにきちんと内服しましょうね。
下腹部痛などが辛い場合は無理せずに病院に相談してね
現在のご自身の身体作りが、次の妊娠に向けての一番初めの準備にもなるはず。
そうでなくても、大切な自分の身体のためにも指示通りきちんと内服しましょうね。
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