先日、10週で稽留流産と診断されました。
健診のエコー検査で診断、搔爬手術をするか自然に排出するのを待つかの選択することに。
少し迷いながらも、自然排出をすることに決めました。
手術を選択する人も多くいる中、私はなぜ自然流産を希望したのか紹介します。
稽留流産 手術か自然排出の選択
稽留流産と診断されれば、予定を決め手術を行うか自然排出を待つか2つの選択に迫られます。
お体や赤ちゃんの状態、担当の先生の方針、そしてご自身の都合や気持ちによって、どちらかを医師の相談して決定します。
場合によっては手術の選択肢しかないこともあるようですが、基本的にはどちらを選んでも問題ありません。
私は搔爬手術か自然排出のどちらを選ぶように言われ、自然排出を選択しました。
手術と自然排出どちらが多いか検索すると
- 医者が手術を勧める
- 予定が決まって安心感がある
そんな中、なぜ私が自然排出を選択したのかをその理由を紹介します。
私が自然排出を選択した理由
私が自然流産を選択した理由はこれらのこと。
- 専業主婦であった
- 手術に挑める自信がない
- 私の身体のリスクが少ない
- 自らの力で出してあげたい
全て私の思いだけの理由ですが、一つずつ語っていきます。
専業主婦であった
1歳の息子がいるものの、お仕事バリバリのワ―ママに比べると比較的時間に余裕がある私。
いつになるか分からない自然流産を待つことができ、出血があったとしても何分でもトイレに籠れる環境にあったのが理由の一つです。
お仕事中に自然流産が始まってしまったら…などと考えると気が気ではいられませんよね。
もし息子と二人の時になったら…
という不安はありましたが、なんとか乗り越えられるかな…と思っていました。(実際は夜間に自然排出は起こり、息子は寝ていました)
もちろん、お仕事をされている方でも自然排出の選択は可能です。
ただ、私個人的には職場の協力は少なからず必要になるかな…と感じました。
周囲に理解があったり、時間に余裕がある仕事内容でしたら別ですが、私が以前勤めていた職場なら、この選択はできなかったと思います。
職場環境によりけりだね…
手術に挑める自信がない
二つ目の理由としては、搔爬手術を受けると言えなかったからです。
私の通っていた病院での流産の手術は搔爬手術と決まっていました。
搔爬手術は日本の一般的な流産の手術で、器具を使って胎嚢などを掻き出す手術です。
これはもう本当に私個人的な考えなのですが、
赤ちゃんを無理に掻き出す手術を、自らの同意なんできない
と強く感じていたので、手術の選択はできませんでした。
手術自体をすることも恐怖感があり、きっと手術当日に病院に出向く勇気もなかったんじゃないかな…と思っています。
あくまで、個人的な考えであって
手術を否定している訳ではありません。
「ずっと胎内に存在させているのはエゴだ」という考えの方があってもいいと思っています。
手術の選択の方がもしかして赤ちゃんにとっては幸せなのかもしれません。ご自身が感じていることが正解だと思います。
私の身体に負担が少ない
流産の手術は医療の技術も進んでおり手術を受けても、大きく身体に負担はかかりません。
ですが、子宮を傷つける可能性もゼロではありません。
手術をするとなると、麻酔をかけることになり、それも副作用が必ずないとは言い切れません。
それを考えると痛みはありますが、自然排出の方が身体に負担は少ないのではないかと考えたのも理由のひとつです。
自らの力で出してあげたい
これが私が自然排出を選んだ一番の理由です。
赤ちゃんとして抱きしめてあげることはできなかったけど、せめて胎嚢を自分の手に乗せてあげてたい!
生んであげるじゃないけど、排出することができればこの流産を自分が少しでも受け入れられるのではないか。
という考えから、自らの力で出してあげたい思いになりました。
第一子出産後に、陣痛を経験してみたかった…って気持ちもあったし…
実際に排出できた後のく達成感は大きく、胎嚢を見てありがとうと優しい気持ちになれました。
稽留流産自然排出を選択して感じたデメリット
ここからは先ほどとは反対に、実際に経験した私が感じる自然排出のデメリットをお伝えします。
- 痛い
- 待っている時間が不安
- 自宅等で貧血になるリスク
- 全て排出できなければ手術
こちらも、少し詳しく内容をお話しますね。
自然排出は痛い
一言で、自然排出直前は痛いです。
個人差はあるかと思いますが、私が耐え難い痛みがあったのは2時間ほどでしたが、小さな出産ともいわれる自然排出。
出産ほどではないかと思いますが、痛みは覚悟しておく必要があるでしょう。
痛みは個人差が大きく、ほとんど感じない人もいるそうです。
待っている時間が不安
自然排出はいつ起こるか分かりません。
流産と診断されたその日かもしれませんし、2か月くらいかかる人もいるのだとか。
その期間を今か今かと待っている時間は、想像よりも不安です。
また実際に出産するときとは違って、周りに流産を知っている人は少ないだろうし、見た目も分からないので外出中に起こったらどうしよう…
こんなに長い期間、待ったのに結局手術になってしまったらどうしよう…など
流産で弱ったメンタルには、結構不安が大きいよ…
常に不安との隣り合わせの状態になることは、デメリットですよね。
自宅や外出先で貧血になるリスク
出血がつきものの、自然排出。
もちろん手術をする場合でも出血はしますが、病院で処置は行いますので何かあっても安心です。
ですが、どこで起こるかが分からない自然排出。
自宅や出先で貧血でフラフラに…ということもありえます。
ほとんどないとは思いますが、救急車で運ばれるほどの貧血になる人もいるのだとか。
私は少し気分が悪いな…くらいで何ともなかったよ
そんなことにならないように、自然排出を選ぶのであれば、普段から貧血予防に鉄分の摂取を心掛けておきましょう。
※薬の飲み合わせなどもあるため、サプリは主治医に必ず確認してから摂取してください
全て排出できなければ手術
子宮内のものが全て排出できなければ、不全流産といい手術が必要になります。
それは、どれだけ痛みがあっても、どれだけ不安な時間を過ごしても。
子宮内にずっと残しておく訳にはいかないので、こればかりは諦めなければならないこと。
そういう可能性もあることを覚悟しておく必要はあるかと思います。
自分の力でどうにもできないことだから、もどかしいよね…
流産した私が自然流産を選択した理由 まとめ
いかがでしたでしょうか。
デメリットの内容もあり、不安な日々を過ごしましたが私は自然排出を選択して良かったと思っています。
ですがどちらを選択しても間違いはありません。
手術をして、「少しでも早く次の妊活へ進みまた赤ちゃんに再会したい」「お腹の赤ちゃんを早く楽にしてあげたい」「早く辛い気持ちを忘れて前に進みたい」という価値観もあるでしょう。
難しい選択かと思いますが何より、あなたの価値観を大切によいよい選択をしてくださいね。
最後に、今回お別れすることになってしまった私の子。
どんな形でもいいから、いつか出会うことが出来ますように。
この記事が稽留流産に悲しみ選択を迷っている方のお力に少しでもなれば幸いです。
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