この間、Twitterを見ているとびっくり写真が。
「赤ちゃんの指先が変色している!!」
詳しくみると、それは「ヘアー・ターニケット」が原因だったそう。
ということで、今回は赤ちゃんの指先などの壊死の原因となる「ヘアー・ターニケット」について書いていきます。
ヘアー・ターニケットとは
ヘアー・ターニケットとは、一体なんなのでしょう。
ヘアー・ターニケットってなに?
たかが、髪の毛や糸くずと思いがちですが、赤ちゃんの薄く敏感な皮膚にはそれらが巻き付くと指先がうっ血したり、皮膚が切れてしまうことがあります。
長時間放置すると最悪の場合は、壊死に移行するケースもあるのだとか…。
あまく見てはいけないね。
大人の場合だと指に毛が巻きついてもすぐに違和感を感じ、自分でそれを取り除くことができます。
しかし、赤ちゃんは口で痛みを伝えられませんし、絡まった毛を取り除く器用さもありません。
そのため、大人がいち早く気づくことが重要です。
また、どの世代の赤ちゃんにも起こりやすいヘアー・ターニケットですが、特に生後4か月ごろまでの皮膚のより繊細な時期に起こりやすいといわれています。
産後でお母さんも髪の毛の抜ける時期だから、余計に気をつけなきゃだね。
ヘアー・ターニケットになってしまったら
もしお子さんがヘアー・ターニケットになってしまった場合はどうすればよいのでしょうか。
- 絡まったものをピンセットで除去
- 除去できない場合は病院へ
- 症状を観察する
一刻も早く取り除いてあげることが望ましいですが、赤ちゃん泣き止まなかったりすると、取り除こうとする大人もあせってしまいますよね。
どうしてもうまくいかない場合は、お医者さんに頼りましょう。
壊死するとどうなるの?
壊死とは
壊死とは簡単にいうと、身体の一部が腐っていることをいいます。
その部分は残念ながら一度なると回復せず、周りの組織にも広がって腐っていくので、切断するしか方法がはありません。
足だったり、手だったり、皮膚だったり、骨だったり…壊死する場所はさまざまです。
ヘアー・ターニケットでなぜ壊死に?
壊死の原因の主な理由が「血流が悪いこと」です。
糖尿病の人が手先や足先の血流が悪くなって壊死を起こすことなどが頻繁にあったりします。
ヘアー・ターニケットになると、何らかしらが巻きついた先の血流が悪くなってしまう訳ですので、その状況が長く続くと壊死してしまう可能性も考えられるのです。
切断なんて考えただけで、恐怖…
ヘアー・ターニケットの予防法
かわいい子どもの大切な身体を壊死させるなんて考えられない!
では、どうすればそんな怖いヘアー・ターニケットを防ぐことができるのでしょうか。
ヘアー・ターニケットを予防する方法はこちら。
- よく赤ちゃんの皮膚を観察する
- 生活空間を清潔に保つ
詳しくみていきましょう。
よく赤ちゃんの皮膚を観察する
定期的に赤ちゃんの皮膚を見る習慣をつけしましょう。
言われなくてもよく見ている!という方も多いと思いますが、意外と見落としがちな手足の指先。
特に足の指先なんかは、見る機会が少なかったりしませんか?
ヘアー・ターニケットになりやすい部位なので、日ごろから赤ちゃんの頭の先から指の先まで観察することを心がけるとよいかと思います。
生活空間を清潔に保つ
赤ちゃんの生活する空間に髪の毛や糸くずなどが落ちていることがないように気をつけましょう。
言わずともわかる、原因を取り除く方法ですね。
お部屋を清潔に保つことで、ホコリなども除去でき、アレルギー対策にもなるので一石二鳥です♪
ヘアー・ターニケットのまとめ
いかがでしたでしょうか。
ヘアー・ターニケット、とっても怖いことが分かりましたよね。
壊死するまで重症になるケースは少ないですが、赤く腫れてとても痛々しい状態になることはよくあることだそうです。
痛みや違和感を言葉で伝えられない赤ちゃん。
できるだけならないように、なったとしても早く気づけるようにしてあげたいものですね。
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