腫れたり、かゆみがでたり大人でも嫌な虫さされ。
ハチなどにさされると、時に命に係わることもあります。
そんな虫さされ、赤ちゃんがなってしまったらどうすればいいのでしょうか。
元看護師である私が、解説します。
赤ちゃんの虫さされとは

まずは、赤ちゃんの虫さされの症状と原因について紹介します。
赤ちゃんの虫さされの症状
赤くはれ、強いかゆみや痛みが出現します。
赤ちゃんは虫さされの経験がなく、さされると身体が過剰に反応してしまいます。
そのため、大人よりも症状はひどく、長引くことが多いようです。
刺された直後より、その日の夜や翌日などに腫れたり、強いかゆみに襲われることも。
かきむしった傷から細菌に感染すると、化膿したりとびひになることもあります。
発疹・出血斑があればデング熱の疑いも
蚊にさされることで発症するデング熱。
最悪は死に至る病気です。
発熱、発疹、出血斑、嘔吐などの症状があれば受診をしましょう。
赤ちゃんの虫さされの原因
虫がだす毒素で炎症が起こり、症状がでます。
赤ちゃんの肌の露出が増える季節は、虫も発生しやすい時期。
しっかり虫よけ対策をとってあげましょう。
赤ちゃんが虫にさされてしまったら…

赤ちゃんが虫にさされてしまったら、どうすればいいのでしょうか。
緊急性がない場合の対処法を紹介します。
- すぐに流水で流す
- 保冷剤で患部を冷やす
- 爪を短く切り、かきむしり予防
すぐに流水で流す
患部をすぐに流水で1分程度、洗います。
水で流した後は石けんで洗い、虫の毒素を洗い流します。
皮膚を清潔にし、さされた部分から細菌が入らないようにする意味も。
患部をゴシゴシこすって洗うと、皮膚の刺激のもとに。
かゆみなどの症状の悪化につながるのでNG
保冷剤で患部を冷やす
かゆみや腫れが強いようなら、タオルで包んだ保冷剤で患部を冷やすと症状が和らぎます。
ただし冷やしすぎないようには、注意。
赤ちゃんの機嫌を見ながら、行ってください。
チクチクする素材の服はNG
かゆみが強くなる原因となります。
爪を短く切り、かきむしり予防
刺された部分をかきむしり、細菌感染しないように注意が必要です。
そのためにも爪は短く切って、なめらかに整えて!
手を清潔も普段より、意識しておきましょう。

大人のケアを少し丁寧にした感じ
と覚えておくといいかも♡
赤ちゃんの虫さされ受診の目安

基本は腫れが治まらず、かゆみがひどいときは受診するのがおすすめ。
ハチやマダニにさされた場合は急いで受診が必要です。
至急で受診
診療時間外でも受診
診療時間内に受診
ハチにさされて、呼吸が苦しそうになった場合はアナフィラキシーショックの可能性があるので、急いで小児科へ受診しましょう。
さされた後にひどく腫れるなどの、じんましん症状がでても受診を。
マダニはすいかの種みたいな姿で、皮膚につきます。
取ろうとすると、マダニの頭が皮膚内に残ってしまうことがあるので発見したらそのまま受診を。
ウイルスを持ったものにさされると、発熱や嘔吐などの症状が。
時間外でもすぐに受診をしましょう。
赤ちゃんが虫にさされたら…まとめ

赤ちゃんが虫にさされたとき、どうやって対処すればいいかが分かりましたか?
蚊などにかまれた場合は、大人に行うケアを丁寧にしてあげる感じで大丈夫ですので結構簡単ですよね。
ただし、ハチやマダニなどにかまれた場合は急いで病院に行くことは忘れずにいて欲しいと思います。
そうなる前に、虫さされ予防を徹底してあげましょう。
虫さされ予防やアイテムについての記事はこちらから。
コメント